韓国の南西に浮かぶ済州島。ここ済州島は韓国最大のみかん産地です。済州島はリゾート地というイメージで知っている人は多いかもしれませんが、みかんのイメージはないかも知れません。
昔、済州島には耽羅(たんら、담라) という国がありました。三国時代には百済、高句麗、新羅の各国と交易を行い、新羅・唐連合軍により百済が滅亡した後は日本と唐とも外交関係を結んでいた独立した海上王国でした。高麗王朝時代に耽羅は高麗に服属し、このときに名前が「済州」という名前に変わりました。
この耽羅の時代からみかんは済州島の特産物でした。『三国史記 百済本記』には476年に耽羅国王が、百済の文周王に対して柑橘を特産物として献上したという記録があります。しかし、当時はみかんは珍品として扱われており、官の統制下で過酷な収奪の対象となったために、残念なことに当時の在来種はほとんど残っていません。
時は流れて1911年、済州島在住のフランス人神父Esmille Tague氏が日本の友人から温州みかんの苗を15本もらって最終島に植えました。これが、現在済州島で最も栽培されているみかんである温州みかんの始まりです。ちなみに温州みかんは韓国語でウンジュウギュル(운주귤)と言います。
みかん産業が大きくなるまで苦難の日々が続きましたが、済州島では日本のみかん栽培技術やノウハウの導入がすすみました。今でも済州島は北半分が和歌山市と、南半分は和歌山県紀の川市と、それぞれ姉妹都市関係を結んでいます。
1970年後半にはこれらの努力が実って発展期を迎えました。その後、「ハンラボン(漢拏峰、한라봉)」、「チョネヒャン(天恵香、천헤향)」など高級みかんも増えてきました。
韓国ではみかんといえば済州島で、韓国全体のみかんの99%が済州島で栽培されていると言われています。
済州島の温暖な気候の中で育ったみかんは甘く、日本からの旅行者にもとても人気があります。
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